「型にはまらない」
私が働く介護業界では、こんな会話が日常に飛び交っています。
「移乗するときは、こっちからこうして、ここをこうして…」
「おむつ替えの時は、先ず足をこうして、それから…」
「シーツ交換するときは、まずこれからこうして…」
絶対こうでなきゃと、うるさく言う人がいますね。
他方、
「あの人は基本を守っていない」
「私が注意しても聞いてくれない」
など批判の声も多く聞こえます…
では一体、なぜそんな会話が介護現場で多く飛び交うのでしょう?
それは…
大きく分けて2つの現象から考えなければならないと思います。
1つ目は…ジェネレーションギャップです。
介護の業界は、40代はもちろん、50代、60代の職員さんが沢山おられます。
他方、20代、30代の方も多くいらっしゃいます。
これらの年代の方が、ある一つの課題について考えを巡らしたとしましょう。
あなた自身が20代の時に出した答えと、30年の経験を経た後に出す答えは、はたして一緒なのでしょうか?
2つ目は、資格制度です。
初任者より実務者、実務者より介護士、介護士よりケアマネが上位者、といった考え方が根底にあることです。
果たしてそうでしょうか?
この2点について、達観できている人は果たしてどれだけいらっしゃるのでしょうか?
細かなことは割愛しますが、SNSでも毎日のように上記のような投稿があります。
一朝一夕には答えは出せませんが、各コミュニティーでよくよく話し合って、理解しあえるような職場環境を構築できればと思います。
今日述べました2つの現象が、職員間の不協和音を生む最大の要因となっているのは言うまでもありませんね…