kamikazeoukaのブログ

介護に関わる方とのコミュニケーションのきっかけになれば…

本を書くのが好きな介護士です!

これでいいのか?働き方!

私たちがこの世に生を受けてから「時間」と共に人生を過ごしてきました。

この「時間」は、それぞれの個人が「思うがまま」に「自由」に使うことができる権利を持っています。

しかし……

生活をする為とは言え、往復1時間~2時間の通勤時間に加え、9時間以上の拘束を受けて労働しているのが現実です。

1日7時間の睡眠時間を除いた残り17時間のうち、10時間~11時間が労働またはその関連時間として費やされています。

かの経済学者「カール・マルクス」(ドイツ:哲学者・思想家・経済学者:1818~1883)は自身の著書の中で次のように述べています。

「時間は人間の発達の場である。思うままに処分できる、自由な時間を持たない、睡眠や食事などによる単なる生理的な中断を除けば、その全生涯を資本家の為に労働によって奪われる人間は、牛馬にも劣るものである」と。

それだけではありません。

大資本家は、私たちの労働から得る利益で更なる資本を蓄えていきます。

確かに会社がなければ働く機会を得ることはできませんが、利益を生み出す労働者がいなければ、会社も存続ができなくなるのです。

だとするならば、なぜ資本家と労働者の生涯賃金に大きな差が生じているのでしょうか?

その答えは単純なものです。

資本家階級による労働者の「賃金搾取」があるからです。

労働者の生産(またはサービスの提供)行為により生じた「価値」が生む利益は、それにかかった原価、次の生産行為の準備金、その他、会社存続に必要な最低限の蓄えをなど差し引いた残りの利益が、我々の所得(収入)として公平に分配されなければなりませんが、現実はわれわれの労働力は低く抑えられ、本来受け取るべく所得(収入)が支払われていないのです。

この考え方が「賃金の搾取」と呼ばれるものです。

我々から搾り取ったこの利益が資本家に奪われているのです。

私たちの自由に使える時間を奪い、労働したその成果からも搾取する資本家は、次に何を奪い資本の蓄積を続けていくのだろうか?

みなさん、こんな状況で働かれることをどう思われるでしょうか?